2026年9月3日(木)『頂点サマ』で放送予定
広島県三次市のチーズ職人・松原正典さんが特集されます。
番組では「秘境の世界最高峰チーズ職人」として、
新人ADが松原さんのもとで2泊3日の見習い生活を送る様子が放送される予定です。
松原さんにはテレビ番組だけでは語り尽くせない、酪農とチーズ作りへの深いこだわりがあります。
この記事では、松原正典さんのプロフィールから、世界が認めたチーズの味、
そして「牛を幸せにする酪農」を紹介します。
参考:~あなたの知らないNO.1~選ばれし頂点サマ | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
松原正典のプロフィール
1974年8月生まれ
大阪育ち
庄原市の農業技術大学校で酪農を学ぶ
アメリカ・オーストラリアでの酪農研修
2004年、三良坂フロマージュをオープン
主な受賞歴・実績
・2005年:第6回ALL JAPANナチュラルチーズコンテストで、モッツァレラが優秀賞を受賞
・2013年:フランスで開催された「モンディアル・デュ・フロマージュ」で、「フロマージュ・ド・みらさか」が銀賞を受賞
・「カレ・ド・ラヴァンド・シェーブル」:ALL JAPANナチュラルチーズコンテストで金賞・外国人審査員賞を受賞
・2023年:ノルウェー開催の「World Cheese Awards 2023」で、「アカショウビン」がスーパーゴールドを受賞。世界のベスト100に選出
・2024年6月:一般社団法人日本チーズ協会の会長に就任
「三良坂フロマージュ」の道のり
「アルプスの少女ハイジ」に憧れて酪農を志す
近代酪農の効率重視に疑問を持つ
「牛を幸せにする酪農」を実現するために林業を2年間
フランス・イタリアでチーズ修業
庄原市の農業技術大学校へ進学
「これからは農業の時代が来る」と予感したと答えています。
アルプスの少女ハイジのような生活や
大型動物と接する非日常的体験にひかれます。
海外での研修では酪農の厳しさも学びます。
乳製品の中でも、当時広島で作っている人がいなかったチーズに注目しました。
フランスにチーズ修業に
帰国後、
チーズ工房「三良坂フロマージュ」をオープン
広島で初めてチーズの製造許可を取得しました。
妻・郁衣さんとの出会い
「三良坂フロマージュ」の店舗運営を担うのは
妻の郁衣さんです。
出会った当初は牧場については知識なしの未経験です。
結婚後も1年ぐらい市内の会社に通勤していました。
チーズ工房のオープンのため退社します。
自宅兼店舗を建て子育てしながら正典さんをサポートをしています。
工房を開くなら勉強に本場のフランスへ正典さんを送り出します。
チーズ工房も郁衣さんの協力があるからこそですね。
松原正典の仕事、酪農の思い
山地酪農(やまちらくのう)とは?
山の草を食べて育つ牛やヤギを自然放牧し、
土地の自然な循環を生かす酪農です。
三良坂フロマージュの山地酪農
飼育頭数 : 牛20頭・ヤギ60頭を自然放牧
自然の循環:草を食べる→糞→草が生える
家畜への向き合い方 : 家畜をすべて名前で呼び、「家族の一員」として扱う
チーズのこだわり
松原さんが大切にしているのは、
独創的なチーズといっても
「本場の人に失礼なものは作れない」という考え方です。
「日本人がおいしいと言っても本場の人が納得しないとダメだというのが僕の考え。」と話してます。
スタッフにも、牛や草をしらなければミルクへのアプローチの仕方もわからないという考えから、
チーズ作りだけでなく牛の世話から全行程に携わってもらっている。
チーズは自ら育てた牛のミルク100%の他に
県北の酪農家から取り寄せたミルクと
合わせて作ったチーズがあります。
山羊のチーズは100%山地酪農で育てたミルクで作っています。
牛やヤギの体に負担をかけない酪農への思い
「三良坂フロマージュ」のミルクは甘みがあまりないのが特徴です。
9割が穀物で補助的に草を与えるのでは牛の体によくないという考え方です。
10割が草という極端な方法で、穀物を与えないから甘みはなく、サラッとしているといいます。
平均的な乳牛の寿命が4年程度
「三良坂フロマージュ」の牛は10歳超えても現役
「20年は生きるでしょう」と伝えてます。
搾乳も大規模農場では1日3回ですが、
三良坂フロマージュでは1日1回です。
牛やヤギの体に負担をかけないことを最優先としています。
放牧地の草は、三良坂の山に自然に根付くものだけ。
山地酪農と呼ばれる自然放牧を行い、牛や山羊を自然に任せてのびのび育てています。
参考:【三良坂フロマージュ】「牛にも人にも環境にも負担が少ない」酪農の姿
三良坂フロマージュの基本情報
まとめ
広島県三次市で「三良坂フロマージュ」を
営むチーズ職人・松原正典さん。
世界のチーズコンテストで評価されるチーズを生み出している背景がありました。
チーズ作りだけではなく、牛やヤギを自然に近い環境で育てる「山地酪農」へのこだわりです。
牛やヤギを家族の一員として大切にし、できるだけ体に負担をかけない酪農を続ける。
そして、自ら育てた牛やヤギのミルクと向き合いながら、本場のチーズにも負けない味を追求する。
松原さんが目指しているのは、単にチーズを作ることではなく、家畜や自然と共に暮らしながら生まれる「その土地ならではのチーズ」なのかもしれません。
放送予定の『頂点サマ』で
普段は見ることのできないチーズ職人の仕事や、山地酪農の現場がどのように紹介されるのか注目です。



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